シラバス作成ガイド

1 授業の概要と目的(何を学ぶか) 必須

  • 授業概要(授業内容ついての概要)及び、授業の目的・意義(授業が目指す学習上の目的や意義)を簡潔に示します。
  • 授業の目的・意義は、学生を主語とした書き方で、「到達目標」を包括・総括する(より上位の)目的や意義(何を学ぶか、何のために学ぶか等)を記載します。

2 到達目標 必須 

  • 「授業の概要と目的(何を学ぶか)」に記載した授業の目的・意義をいくつかの事項に具体化した、現実的な学習目標を記載します。
  • 学生を主語とする書き方とし、学生がこの授業を履修することで獲得することのできる知識やスキルを、学生がイメージできるよう、具体的かつ平易に記述します(「○○できる」などの形式で、動詞を使い表現します)。
  • 成績評価に結びつけられるよう、観察・測定・評価可能な目標とします。

3 授業の進め方と方法 必須

  • 授業形態(講義、演習、実習等)、授業内での発表、課題解決型学習(PBL)、校外実習、リアクションペーパー提出など、授業の進め方や方法について記載します。

4 授業計画 必須

  • 実施可能な授業スケジュール(各回の授業テーマと内容)を具体的に記述します。
  • 授業テーマと内容は、各回について、異なる内容であることが分かるように記載してください(例えば、複数回分を「まとめ①」「まとめ②」などとしたり、「同上」と示したりすることはさけてください)
  • 「授業の進度を見て決める」「学生と相談して決める」というような曖昧なスケジュールはさけてください。

5 授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等) 必須

  • 文献を事前に読む、テキスト・演習問題の予習・復習、授業内で示される課題(レポート、演習問題)対応など、準備学習・復習・宿題等の内容を具体的に記述します。
  • 授業計画に沿って各回について記載することが望ましいものの、科目の性質上、各回の記載が適切でない場合は、まとめて記載する方法でもかまいません。
  • 学生を主語として記載します。

6 テキスト(教科書) 必須

  • 授業内で実質的に(必ず)使用する教科書を記述します。
  • 教科書名、著者、出版社、出版年、価格等を記述します。
  • 授業内で必ずしも使用しないものであれば、「参考書」の項目に記入します。
  • 教科書を使用しない場合にはその旨を明記します。

7 参考書 必須

  • 学生が授業時間外に自主学習する際に有効な情報源となるような参考書・文献・資料を紹介します。
  • URL等による情報を掲載してもかまいません。URL掲載の場合は対応ページにアクセス可能かご確認ください。
  • 参考書を指定しない場合には、その旨を明記します。

8 成績評価の方法と基準 必須

  • 「到達目標」との対応を明確にします。
  • 期末試験・授業テーマや内容ごとの小テスト・レポート課題・宿題等、成績評価の方法を示し、要素ごとの配分(%)と評価基準を明示します。合計が100%となるようにしてください。
  • 授業への出席は単位修得の前提条件ですので、成績評価基準として「出席点」や「出席」を記載することはできません。授業での学習状況や参加度を評価する場合は「平常点」として記載してください。
  • 成績評価は100点満点とし、60点以上が合格となります。

9 学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき 必須

  • 直近の授業改善アンケートを踏まえた授業改善のための取り組みや工夫の内容を示します。
  • 授業改善アンケートに限らず、他の様々な方法で得た学生からの意見や要望、実際の授業の状況などを踏まえた改善点を示すこともできます。

10 学生が準備すべき機器他 任意

  • 情報機器(貸与パソコンや電卓等)、施設(マルチメディア室等)や資料配布・課題提出等のために授業支援システム等を利用する場合は、この項目に学生への連絡事項等を記載します(任意)。※授業支援システムは、通信教育部(スクーリング)では使用できません。

11 その他の重要事項 任意

  • 上記の項目に記載の事項以外に、履修にあたり必要な情報を記載します。
  • 例:関連資格(この科目を要件とする資格)、科目のカリキュラムの中の位置づけ(事前に履修すべき科目、関連科目等)、事前に必要な能力、春学期・秋学期合わせての履修の推奨など。
  • オフィスアワーについてこの欄に記載しても構いません(記載媒体について部局ごとの取り決めがある場合はそれに従ってください)。

以上

(2016年7月26日作成)