建築を学ぶ学生にとって重要な歴史の授業を担当している。とはいえ、ギリシャ神殿やルネサンスの建築など、過去の古いことをそのまま教えたのでは、退屈に決まっている。今の時代にとってどんな意味があるのかを考え、日常的な話題と結びつける形で話すのが最大のこつだ。 若手の研究者仲間と一緒に企画編集し、出版したばかりの、ちょっと変わった旬な面白い教科書を使っている。単に、知識、情報を与えるのではなく、学生達に自分で考える姿勢を身につけてもらいたいからだ。図がたくさん入ったプリントもふんだんに配付し、それらを活用して、板書しながら進める。スケッチ、図をたくさん描きながら話すように努めている。 だが建築の場合、頭で理解するだけでなく、感銘を受けることが最も大切だ。スライドやパワーポイントで、建築や都市の美しい写真を沢山見せることが絶対に必要なのである。
授業改善
ARCS(内発的な強化) 授業 教材