視覚的な授業
毎回の講義では、まず最初に図を中心としたA3―1枚のプリントを配布します。2枚以上ですと、学生にとって何がポイントか分かりにくいので、できるだけ 1枚にまとめます。そのプリントを使いながら、その日のポイントを5分から10分ほど説明します。教科書は使いません。説明の内容を学生自身がプリントに 書き込み、それがそのまま教科書になるわけです。講義は、毎回パワーポイントなどを使って視覚的に行います。また、講義時間は75分以内でまとめるように 意識しています。これは、質問を受けるためだけでなく、話が長くならないよう、相手にわかりやすく伝えられるよう、講師自らが心がけています。さらに、全 15回の講義を3~4ステージに分けてシラバスを作成し、講義の流れを的確に理解できるように工夫しています。最後に、毎年、新たな要素を追加するよう心 がけています。毎年、同じ資料やデータを使って同じ話をするのでは、講師自身の熱意が学生に伝わらないと考えているためです。