総合スポーツ実習A(テニス),テニス指導論(実習)

総合スポーツ実習Aは必修授業であり、ラケットスポーツ(バドミントンを含む)を学ぶことにより、教員資格の単位となる。 テニス指導論(実習)は、テニスの競技力向上と生涯スポーツとしての楽しみ方、テニスを指導する方法を専門的に実習し学ぶ。 スポーツ授業は、先ず、基本は体力の向上が主であることを前提とするが、楽しい、面白い、又、この授業は続けたい等、学生に感じさせるカリキュラムの工夫を考えながら授業を行っていくことが重要であります。 特に球技(テニス)は相手が必要なスポーツであるため、勝ったり、負けたりのゲームで、一喜一憂し、自然とボールを追い、汗をかくことが結構な運動量となるのである。 スポーツ経験(テニス)が全くない学生でも、最初は基本動作をわかりやすく指導し、2人1組で、始め、段階的指導法をすることで、色々なショットが不思議と打てるようになる簡単なスポーツでもあるのです。 授業が進むに従って、皆、ダブルスを楽しめるようになり集中力も高まると考える。 特に、興味深い内容から、いくつか紹介すると、ネットの中心にカラフルな風船を膨らせてターゲットにする、6人がコートに入り、クロス&ストレートと3列作り、お互いにストロークの打ち合いをし、誰が一番先に風船を割るか競争していく。この方法は、風船を割った瞬間の快感が、弓で的を射る感覚にも似て、爽快な気分にもなるので、学生スポーツの授業参加の向上にもなるのではと考えられる。 また、ゲーム開始のひとつでサービスがあるが、サービススピードガンの使用で、生徒のサービス速度を計測してあげ、プロが試合の時に出す、時速200km位の格差が解り、各自でサービスのスピード体験をしてみることも、ある種スポーツ(テニス)の醍醐味や楽しさを実感するのではと考え指導しているのである。 更に、ストラックアウトのターゲット版をテニスコート内に置き、10球のうち何球、的をくり抜けるかを各自トライしてみる。 通年授業でテニスを体験し、ゲームができるようになり、今後、社会に出てから学生達が仲間同士で、スポーツを楽しみコミュニケーションが出来、生涯スポーツとして健康の大切さを実感してくれればよいと考えます。