私の授業のひと工夫 第6回

 理工・生命科学部の半期選択教養科目である言語学概論で取り入れているウォームアップのやり方をご紹介します。
 この授業のウォームアップは、前回授業の復習とその日の授業に関わる内容のブレインストーミングを目的としています。授業前に授業支援システムのテスト機能を利用し、復習テストとブレインストーミング問題を全10問予め設定しておきます。学生は、授業開始のチャイムと同時にこれを10分間で回答します。その後私が問題の解説をし、復習と予習を完了します。
 授業では、毎回関連のある内容を学習しますので、前回学習した内容を忘れてしまうとその日の授業内容にうまくつなげていくことができませんので、復習をしてから授業を始めることが肝心です。前回休んだ学生にとっても、このウォームアップに参加することで、前回の内容を知ることができます。また、その日の授業につながる具体的な例を挙げてブレインストーミングさせることにより、身近な例から授業の本題につなげることができます。学生同士で話し合って行うことが多いので、同じ答えになる場合もありますが、内容について話し合うことで復習・予習が促進されることもありますので、それでもよしとしています。点数設定をしておけば、学生は解答提出後に自分の点数を知ることができます。なぜか点数が出ると俄然やる気になるようです。教員にとっても学生の理解度がわかりますので、授業の進め方や進めるスピードを見直すことができます。授業支援システムのテスト機能を利用すると、開始時間と終了時間を設定することができますので、学生の出席を自動的に取れますし、学生の遅刻防止にもつながります。
 普通教室でも応用して利用することができると思います。今ほとんどの学生がパソコンを持っている時代ですので、テストをやる時間を前日に設定しておけば、前の日にうちで1週間前の復習と翌日の予習ができます。また、学生に身近なスマホを利用してこのウォームアップを実施することも可能ではないでしょうか。