様々な授業形態

大学の授業といっても様々な形態があります。一般的な形態は、教員が一方的に学生に壇上から講義するというスタイルでしょう。しかしそれ以外にも様々な形態がありえます。 1)教員単独の講義・・・教員が一方的に話すのが中心。 2)実験・・・器具・道具などを用いて学生が参加して行う。 3)演習・・・少人数で議論や発表を中心に展開される。 4)フィールドワーク・・・観察などを主な目的として教室以外のセッティングで行われる。 5)ゲストを交えた講義・・・教員の講義だけでなく、ゲストを招いてその話を聞きながら展開される講義。 6)ビジュアル講義・・・DVDやビデオ、インターネットなどのオーディオビジュアルの要素を取り入れる。 上記の分類は必ずしも完全なものではありませんが、大きく分けて: 1)教員からの講義が中心か、学生の発表が中心か。 2)実験やビジュアル講義のようにツールが介在するか、介在しないか。 3)教員と学生だけで行われるか、ゲストやそのほかのスタッフが加わるかどうか。 というように分類できるように思われます。

学生にできるだけ,知的刺激を与える

多くの場合、この科目はこのような形態で行われることが普通と理解されていることが多いものです。例えば、語学は講義と演習形式で行われることが多いと思われますが、化学などは実験形式で行われる場合があります。 重要なことは、こうした従来の講義形式に囚われず、ひとつの講義でもさまざまな講義スタイルをもつことです。いくつかの方式を組み合わせることを考えてはどうでしょうか。 仮に大教室の講義であっても、 (1)道具を持ち込んで、実際にデモンストレーションを行ってみる (2)教室外に出て、特定の場所で観察活動を行う (3)パソコンなどを用いて「実験」形式を取り入れる (4)ゲストを呼び、より効果的な授業を行う などです。 学生は講義に知的刺戟刺激を求めているものです。そうした欲求に常に答えることは困難ですが、単調になりがちな授業を避けるためにも、多様性のある講義形式を取り入れたいものです。