「学生による授業改善アンケート<期末>」集計結果の活用について

「学生による授業改善アンケート<期末>」を実施後、データ処理後、集計結果が個別に送付されます。集計結果は、担当科目一覧、全学共通質問の集計結果がまとめられている。例えば、 問1 この授業を履修してよかったと思いますか。 との質問事項については、はい、いいえ、どちらともいえないの中から選択する方式であり、全学(学部)の平均回答と比較することにより、自分が担当している科目の満足度は、どの程度の物であるか把握することが可能である。幸い私の授業場合、八割以上の学生が、はいと答えてくれているが、どちらともいえない学生もおり、その割合の経年変化の解析も重要である(幸い大きな有意差は発生していない)。出席率の確認はもちろんのこと、 問3 1時限(90分の授業)につき、平均してどのくらい予習・復習・レポートの作成などの授業時間外の学習を行って授業に臨みましたか の回答や 問4 この授業を履修して感じたこと(複数回答可) を知ることにより、学生の履修後の情報から次年度のシラバスに反映させることもできる。 問5 この授業の進め方について(複数回答可) では、授業目標の明示、授業構成の適切さ、教材・配布資料の適切さもチェックすることができる。また、自由記述欄のコメント欄の内容は、全てチェックし1つでも授業改善のアイデアに結びつけるヒントして利用している。 別途、教育開発支援機構FD推進センターから、担当する科目の学期ごとのGP(Grade Point)の平均値GPCA(Grade Point Class Average)および成績分布(グレードの割合)もフィードバックされており、この2つを同時に比較することにより、当該年度、当該科目の授業内容の理解度と成績分布との相関もデータとして比較することにより、授業改善に役立てている。